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  • 2013年冬号

マンションの駐車場事情と税対策

<記事内コンテンツ>
マンション敷地内駐車場問題の現状と判例
敷地内駐車場の外部貸出し時の課税対象の明確化
マンションの機械式立体駐車場事故対策

マンションの機械式立体駐車場事故対策

マンションの敷地内もしくは、建物に付随して機械式立体駐車場が設置されています。主に都市部では、有効な土地活用を図る役目をも担っています。利便性の高い設備である一方、使用方法を誤ると死亡事故を招いてしまう恐れもあります。

今回の特集は、公益社団法人立体駐車場工業会ご協力のもと、マンション居住者・管理者のみなさまが無事故で安全に使用するための対策をまとめました。

◆ 機械式立体駐車場はタイプもさまざま

マンションの敷地内に独立して設置されているもの、建物の地下階に設置されているもの、建物と連結して設置してあるものと種類があり、建物の条件と敷地面積等によって設置される駐車場が異なります。 マンションに設置されている主な機械式立体駐車場のタイプ エレベータ式、二段方式・多段方式

◆ マンションの管理者が周知を図る

立体駐車場工業会では、常日頃から事故防止、安全強化に力を注いでいます。年に3回安全講習会を開催して、マンションオーナーや管理業従事者、管理人などを対象に、正しい操作方法の説明や安全強化のための注意喚起を行っています。

最近ではマンション駐車場が空いてしまっているため、周辺住民等に貸し出す「外部貸し」の場合もあります。契約者がマンション居住者ではない場合となるため、管理者が契約者に安全な使い方を指導しなければなりません。

また、マンション戸数に対して駐車台数が足りず、使用期間を決めているマンションもあります。使用者が変更になったときは、安全のために必ず入出庫時の注意事項を伝えましょう。


入庫における注意事項機械式立体駐車場での事故についての呼びかけはこちら >>

「エレベータ方式には、安全対策のために人感センサーが設置されていますが、センサーは100%有効だとはいえません。最終的には、人間の目で直接確認することが重要です」と同工業会審査部長田村 浩氏は話されました。