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謹んで新年のお慶びを申し上げます。
〔当業界を取り巻く事業環境〕
建物の高経年化と居住者の高齢化との「二つの老い」は年々進行しています。
我が国のマンションストック数は、約713万戸に達し、このうち、築40年以上のマンションストックは2024年末時点で148万戸、20年後には482万戸へ増加すると言われています。また、築40年以上のマンションでは、世帯主が70歳以上の住戸の割合が5割を超えています。
このような中、昨年、マンションのライフサイクル全体を見通して、管理・再生の円滑化等を図ることを目的として、マンション改正法が成立しました。弊会としても、会員会社さんを通してその周知等の働きかけを行っていく所存です。
一方で、管理員を始めとする様々な職種における人手不足と賃金上昇などにより、管理に要するコストの上昇は、今後も継続することが見込まれ、こうした課題への取組も大変重要なものと考えています。
〔当協会が果たすべき役割〕
こうした環境認識のもと、本業界発展に向け、以下の役割を果たしてまいります。
第一に、会員会社が、培ってきた管理の経験や知見を活かし、マンションの長寿命化に向けて、管理組合に対して適切なサポートを行えるよう貢献してまいります。
第二に、国その他の行政機関の政策立案や会員各社の事業活動に資するべく、現場の課題を的確に伝えられるよう、データ整備と情報発信力を高めていきます。
第三に、そうした取組を通し、業界の社会的評価の確立を図り、当業界で働く人々が働き甲斐をもって働ける環境づくりを目指します。
具体的には、次のような課題に取り組んでまいります。
【1. マンション管理適正評価制度の更なる伸長と定着】
2022年にスタートした「マンション管理適正評価制度」が、昨年末に登録数1万件に到達しました。登録を進めていただいた管理組合の皆様をはじめ本制度発展に尽力いただいた多くの関係者の皆様に改めて感謝いたします。
昨年には「SUUMO」との連携がスタートしました。これにより不動産情報サイトとの連携は13社へと拡大いたしました。市場における本制度の定着がますます進むものと期待しています。
さらに、「マンションすまい・る債」における利率上乗せ措置が、本年4月募集分からスタートすることとなりました。本制度登録による管理組合にとっての経済的メリットが明確になることで、制度普及の後押しとなることが期待されます。
こうした各種施策を背景に、引き続き本制度が創出する3つの価値、すなわち、①安心・安全で快適な暮らしを支える「居住価値」。②管理の良否が市場で正当に評価される「市場価値」。③組合と管理会社が共通指標を持つことで信頼性や専門性評価が高まる「管理会社の価値」を、管理組合をはじめ多くの皆様にご理解いただくよう努め、本制度のさらなる伸長と定着に努めてまいります。
また、弊会は国の管理計画認定制度と本制度とは、言わば「車の両輪」であると考え、両制度の「ワンストップ申請」を引き続き推進し、両制度がともに発展していけるよう努力して参ります。
【2. 新しい管理の在り方への対応】
新築から築40年を超える物件、また小規模マンションから大規模タワーマンションなど、様々なマンションがあり、管理に対するニーズも多様化しています。
昨年のマンション法改正により法制化された「管理業者管理者方式」もその一つです。弊会としましては、同方式が適切に運用されるよう、立法趣旨や規制内容等について周知徹底を行ってまいります。
また、管理業務のDX化も今後さらに進むことが期待されます。賛助会員の御協力も得つつ、会員各社に向けた情報共有を図っていきます。
さらに、自然災害等が頻発する中、マンションの防災対策等の危機管理に資する環境整備も確実に対応していきます。
【3.管理に関するデータの収集・蓄積と情報発信】
昨年末にマンション管理適正評価制度に係る登録件数が1万件を突破しました。
これは、全国のマンション管理組合数の約1割に相当します。ここで登録された情報に各種調査情報を加え、整理・発信することにより、行政施策の検討、そして会員各社の事業活動に資する情報シンクタンクとしての役割を強化してまいります。
【4. 生き生きと働ける魅力ある管理業界へ】
以上のような取組を通じ、マンション管理業に携わる皆さんが、「管理のプロフェッショナル」として、その専門性や蓄積されたノウハウをもって、お客様の期待に応え、役割を果たしていけるよう、サポートしてまいります。
また、そうした当業界の社会的価値を、社会に向けて情報発信し、理解を深めていただくことにも努め、魅力あるマンション管理業界づくりを進めてまいります。
結びに、関係各所の皆様の引き続きの御支援をお願い申し上げるとともに、会員各社の御健勝と御活躍を祈念し、新年の挨拶といたします。


