調査・研究

マンション管理事務室における現金のカード決済化推進支援事業の結果の公表

はじめに

 マンションの管理室では、利用の都度支払いが発生する集会室使用料や来客用駐車場代、駐輪場代などを現金で収納しているところがいまだ多くあり、現金収納事務の負担があるだけでなく、現金の紛失、毀損事故の発生が懸念されています。

 一方、日常生活の中においては、最も普及しているクレジットカード決済をはじめ、昨今では、交通系ICカードに代表される電子マネーによる決済、いわゆるキャッシュレス化が浸透してきています。

 本事業では、近年、現金に代わる決済手段として小売店を中心に急速に普及してきた電子決済を、マンションの管理室に導入することにあたり、そのメリット・デメリット、解決すべき課題、また電子決済システムの導入による事務管理への影響などを検証し、その結果を広く共有することを目指しました。

 本事業活動は、国土交通省の事業として補助金、ならびに3つの管理組合およびその管理受託会社、そして決済サービス事業者ならびに電子マネーサービス提供事業者の皆さまのご協力を得て行われました。

 あらためまして関係各位のご支援、ご協力に感謝申し上げます。

2018年2月
一般社団法人マンション管理業協会

main contents