マンションでコミュニティカフェ|マンガで事例研究 居住マナーと解決法|マンション暮らしのフォーシーズン
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  • 2017.01.04掲載

外国人の居住

横浜市立大学国際総合科学部教授 齊藤広子

 2つめは、本格的なランチも食べられるカフェに行ってみましょう。築約40年、約5000戸のCマンションの中心センター街に、そのカフェはあります。平日の昼間12時に行ってみますと、すでに多くの人でにぎわっています。お目当ては、栄養バランスの良いランチのようです。利用者は高齢の夫婦、子育て世代など、まさに多世代共生の状態です。この店は、管理会社が店舗所有者から借り受け、マンション住民のボランティアで運営されています。当初入った経営者は、採算が合わず、撤退したらしいのですが、「こんな店がほしい」と、子育てから少し手が離れた、時間に余裕の出てきたママさんグループによる運営が行われています。いまではマンションで育った子どもたちが、マンションに帰ってきて、ベビーカーを押す姿があちこちで見られるようになりました。



 次は、現在、3つのマンションの住民たちで支えられ、管理組合単位で加入している一般社団法人Dが運営するカフェです。この拠点には、コワーキングのスペース、集会のスペースもあります。ランチには、カレー、バーガーなどのメニューがあり、カフェだけでなく、イベントの開催、まちを育てる人材育成なども行われています。入居すぐの約400戸のマンション群です。

コミュニティカフェ

カフェ  最後にうかがったのは、常設しているカフェではありませんが、そこで魅力的な人たちに出会いました。いきいきと働く子どもたちです。「カフェがあったらいいよね」ということで、マンションのピロティに、ベンチや椅子を出し、お茶を飲んでいたスタイルで、月に1回開いているカフェでした。
 多くは、子どもがいる家庭で、そのなかから、秋祭りには子どもが経営するカフェも生まれ、子どもたちは大活躍でした。子どもたちは大人のサポートを得ながら、仕入れから、商品づくり、オーダー取り、お運び、会計まで行います。なんとかわいい店員さんでしょう。思わず、注文したくなります。築約30年、約1100戸のマンションですが、この活動のおかげでしょうか、子どもたちがいっぱいのマンションでした。